この記事は、弁護士ドットコム株式会社の Advent Calendar 2023の7日目の記事です。 前日は @k-anz さんの「育休からの復職にあたって買ってよかったもの」でした。
共働きが当たり前となり、男女問わず育児を行う時代になってきていますが、育児をしながら仕事もおろそかにしないための具体的な商品紹介から導入のポイントまで書いてあり素晴らしい記事だと感じました。
弁護士ドットコムは性別を問わず育休を取る方が多く、子育て世代の社員もたくさんいるので気兼ねなく柔軟な働き方ができるのも、大きな魅力のひとつだと感じています。
SRE 室でも育休中のメンバーがいますが、復帰後も全力で応援していきたいって思っています!
はじめに
こんにちは!弁護士ドットコム SRE 室の原口です。
私は、2023年の4月に新卒で20年以上勤めた SIer から「弁護士ドットコム株式会社」に人生ではじめての転職をしました。
今回は転職を決意した理由や、転職してからの半年間の振り返り、そして今後の目標を書いてみたいと思います。
転職を決意した理由
私は、SES(System Engineering Service)として、大手 SIer に常駐して働いていました。
最初の5年ほどはプログラマーとプリセールスエンジニアを経験した後、プロジェクトマネージャー(PM)として業務にあたっていました。
その間、私が所属する会社の社員はおらず、ほぼひとりで大手 SIer に常駐していました。
常駐先では、SES であるにもかかわらず大切に扱っていただき不満はありませんでしたが、長年 PM を担当したプロジェクトが終了するので、そのタイミングで新しい挑戦を行おうと決意しました。
転職で解決したかった問題
私は転職するにあたって、以下のようなことを求めていました。
- 自社のメンバーと仕事ができること
- 自社のサービスを持つ事業会社であること
- 技術的な挑戦ができること
自社のメンバーと仕事ができること
一点目は、この転職の最大の目的である「自分の会社のメンバーと仕事をしてみたい!」という思いでした。
常駐先のみなさまは私のことを本当に大切に大切に扱ってくれていましたが、ほんの少しの寂しさを感じる場面もあり、やはり社員の方とは違うところがありました。
そんな中で少しずつ、自社のメンバーと仕事をしてみたいという思いが強くなっていきました。
自社のサービスを持つ事業会社であること
二点目は、自社サービスの運用に関わってみたいという思いでした。
前職ではベンダー側のPMとして、お客様のサービス運営を支援する立場でした。
その中で、自分たちで愛着を持ってサービスを運営することの楽しさを垣間見ることができ、「自社サービスの運営に関わってみたい!」という思いが強くなりました。
技術的な挑戦ができること
三点目は、再び技術的な挑戦をしたい!という思いでした。
私は、プログラマーからPMへとキャリアを重ねてきましたが、技術への興味はずっと持ち続けていました。
PMとしての仕事は嫌いではなく充実感はありつつも、技術的な挑戦に時間を使うことが難しく、技術と距離を置くことに不安と寂しさを感じていました。
ブランクがあって少し不安はありましたが、「今後は大好きな技術を習得し技術者として生きたい!」と決意しました。
この3つを満たす会社を探していたところ、とてもありがたいことに弁護士ドットコム株式会社から見つけていただきました。
転職に至った決定的な瞬間
転職活動を始めても、「やはり、このまま残ってもいいのではないか?」と思う時もありました。
そんな中、面接中に「PMやマネージャーではなく技術者としてのキャリアを認めてもらえた瞬間」に転職を決意しました。
PMの経験や資格があると、どうしてもその方向で採用したいという会社が多い中、私を技術者として見たいただけたことがとてもうれしかったです。
また、最初の面談からフレンドリーな雰囲気で話をしていただき、「一緒に仕事をしたい!」と強く思いました。
二次面接のあと、「OFFER LETTER」 なるドキュメントをいただたのも入社の決意をより固めた瞬間でした。
その中には会社が期待することとして、私が思い描いていたようなキャリアが書かれており、同じ目標に向かって、メンバーと一緒に成長できる環境が整っていると感じました。
今読み返しても、緊張しながらもワクワクする気持ちで読んだことが、昨日のように思い出される宝物です。
入社後の半年を振り返って
転職してから半年が経ちましたが、転職して本当に良かったと感じています。
先に上げた3つの目標ごとに振り返りたいと思います!
自社のメンバーと仕事しています!
もっとも達成したかったこの目標は必達目標ですので、当然達成しました。
私は新しい環境に慣れるまで比較的時間がかかるタイプで、最初の頃は少し緊張や様子見をしていました。
ですが、積極的に色々教えてくれるみなさんやのおかげで、すぐに打ち解けることができました。
最近ではすっかり慣れてきたので、業務中に「安心感」や「ホーム感」を感じながら積極的に発言することができるようになってきました。実際に最高でした!
また、弁護士ドットコムという社名だからなのかホスピタリティが高い方が多く、困っていると手助けしてくれる方がたくさんいることに本当に驚きました。
私も、困っている方がいたら積極的に手助けしていきたいと考えるようになり、「すこし、おせっかいかな。」と思った時でも積極的に働きかけるように心がけるようになりました。
自社のサービスを持つ事業会社で楽しく働いています!
社外のお客様をサポートする SIer の頃より一歩踏み込んだ提案やサポートを行うことができて、とてもやりがいを感じています。
また、SRE 室ということで、いろいろなサービスの運用に関わることができます。
今はまだ、たくさんあるサービスの全体像を完全に把握することができていませんが、少しずつ理解を深めていっています。その過程も楽しんでいます。
これから貢献できる部分はたくさんあると思いますので、これからも精進していきたいと思います。
将来的には、コードを書いたりするような貢献もできるようになりたいと思っていますが、まだまだで遠い道のりとなりそうです。
技術的な挑戦ばかりです!
今まで、私が利用したことがない技術やアーキテクチャーにも触れることもできて刺激的な日々を送っています。
同時にはじめてのことも多く、自分の実力不足を痛感することも多々ありますが、それもまた楽しんでいます。
分からないことは調べる、それでも分からなければ聞く、ということを繰り返しています。
困ったときは、SRE 室のメンバーに質問して教えてもらったり、一緒に調べたりしてもらいながら解決しています。
まだまだ勉強中の身ですが、SRE 室のメンバーや、関係者のみなさんに助けていただきながら、これからもっともっと成長していきたいと思っています。
そういえば、入社して間もない頃に自分から勝手に首を突っ込み、はじめて技術的にサービスに貢献できたときはとってもうれしかったです。この喜びはしばらく忘れられそうにありません!
今後の展望
少し気が早いですが、来年の目標を書いてみたいと思います。来年のアドベントカレンダーでちゃんと実施したか答え合わせをしたいと目論んでいます!
- SRE 室のチームとしての成長を促進する仕組みの構築
- SRE 室版 Tech Focus Day の導入
- IaCの整備
いずれも、SRE 室のメンバーと話し合って決める必要がありますが、みんなが納得できるような形で実現できたらと思っています。
SRE 室をより良いチームにすることで、弁護士ドットコムの各サービスをより良いものにしていきたいと思っています。
Tech Focus Dayについてはこちらのブログに詳細が書かれています、毎週金曜日を技術課題に集中して取り組む日として技術課題の対応をしてます。
この取り組みは、ぜひ SRE 室にも取り入れたいと思っています。
おわりに
今回は、私の転職と入社後に感じたことについて書かせていただきました。
今思えば、はじめての転職でしたので転職そのものへの不安や年齢的な不安もありましたが、転職してからはとても楽しく充実した日々を過ごすことができています。
人生って、新たな挑戦の連続ですよね!
私の話が、みなさんの新しい何かのスタートに役立つことがあればうれしいです。
私たちは、法律相談ポータル「弁護士ドットコム」などを運用しています。一緒に楽しく成長していけるエンジニアの方々のご応募を、心よりお待ちしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
弁護士ドットコム Advent Calendar 2023の明日の担当は @RINYU_DRVOさんの「Go html templateで書くhtmlメールのハマりどころと対処法」です。
利用する上で、実際にハマったところをどのように工夫して対応したのかがとてもが楽しみです!