弁護士ドットコム株式会社 Creators’ blog

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SRE NEXT 2023にダイヤモンドスポンサーとして協賛し、メンバーが登壇しました!

記事タイトル

こんにちは。技術広報を担当している @a.kato です。
2023年9/28(金)に開催された「SRE NEXT 2023」に、クラウドサインはダイヤモンドスポンサーとして協賛しました。
記事を書くまでがカンファレンスということで、遅ればせながらレポートを作成いたしました。
今回は、当日の様子と登壇者からのコメント、そしてセッションについてお届けします!

creators.bengo4.com

スポンサーセッション

登壇者の上田

クラウドサイン SREチームの上田が、『開発者がインフラ設計や運用に参加したら信頼性が上がった話~CloudWatch Evidently~』というテーマで登壇しました。

speakerdeck.com

上田のコメント

SREチームの上田です。ご視聴いただいた皆様ありがとうございました! 当初は技術的な話題だけに焦点を当てる予定でしたが、話し合いの過程で「SREとは何か」を考えることになり、結果的に組織論にも触れる内容になりました。 クラウドサインのSREメンバー各々がどのようにSREを捉え、どんな想いをもっているかをスライドに込め表現しました。
この発表で「インフラる」組織文化やSREの取り組みについて少しでも知っていただけたら嬉しいです。

ブースの様子

SRE NEXT 2023のブースの様子 スポンサーブースでは、皆様に「エンジニアの共通の経験」を選んでいただき、回答ごとにデザインされたコーヒーをお渡ししました。
皆様からは想像以上に多くの共感をいただき、新たな会話のきっかけとなりました!

そして、コロナ禍ではなかなか難しかったSREの取り組みやSREの組織づくりについても情報交換することができ、オフラインだからこその体験でした。

「エンジニアあるある」の一番人気
「障害をXで確認しがち」が一番人気でした

印象に残ったセッションの紹介

今回はクラウドサインのSREチームから5名がカンファレンスに参加していました。メンバー各々で、特に印象に残ったセッションの紹介と感想をまとめてくれました!

QAと共に築く、機能性を通じた信頼性担保への取り組み

speakerdeck.com

セッションでは信頼性における一要素である「求められる機能」にフォーカスし、QAチームとSREチームの関わり方やどのように信頼性向上に取り組んできたかについて紹介されていました。

クラウドサインのQAチームとSREチームは同じ部門に所属しているのですが、SREチームは開発者とコラボすることが多く、QAチームとコラボすることが意識できていませんでした。発表の中でもありましたが、信頼性向上と言う文脈で改めてQAチームやCREチームとコラボすることの大切さに気付き、今後クラウドサイン流で取り組んでいきたいと感じました。

SREとして向き合うGenerative AI

speakerdeck.com

昨今注目されている生成AI(Generative AI)の概要から、それをSREが活用していけるかを「情報摂取効率の向上」と「toil削減の実装の代替」の観点で検討・検証された内容が紹介されていました。

セッションでは、LLM(Large Language Models)を利用して業務上の知りたいことをChatbotに答えさせ、構成図などの更新が必要なドキュメントを自動生成した検証例が挙げられていました。「SREに必要な知識多すぎ」「自動化したいけどコストが高い」といった共感できる内容への解決策としてとても興味を持ちました。 各クラウドサービスでもAIに関するサービスが続々と提供され利用するためのハードルが下がっていると感じるので、私も少しずつ始めてみようと思いました!

プラットフォームSREによる脆弱性対策を意識したコンテナビルドフロー構築

speakerdeck.com

セッションでは、sysdig を用いて脆弱性検知の手法や実施する箇所についてなどの見つけることにフォーカスした内容と脆弱性を見つけた後の分析、対応についてフォーカスした内容が紹介されていました。

脆弱性対応は「どこで検知するか」「手法、分析、対応」をどのようにしていくかを決めて実施します。この中のどこで検知するかについて、セッションで紹介されていた4つの箇所での脆弱性スキャンは新たな視点でした。クラウドサインでは主に脆弱性のスキャンはECRの既存のものを利用しています。必ずしも紹介されていた全ての箇所でスキャンしなければならないわけではもちろんないですが、脆弱性対策の見直しを考えるときには大いに参考になるなと感じました。

エンジニアのための SRE 論文への招待

speakerdeck.com

本発表では "新しい技術を実装・適用したいエンジニア" と "まだ普及していない技術" のマッチングを動機として、そのような技術論文に焦点を絞って探し方と読み方が紹介されていました。

技術論文を読むにあたって、そもそも読みたい論文を見つけるのが難しいというハードルが存在します。それに対して、論文検索の方針や方法、SRE 関連の国際会議リストといったツールが示されています。私は SRE 経験がまだ浅いのですが、コミュニティ発信の情報と併せてアカデミア発信の情報にも触れてみたいと感じさせられる発表でした!

終わりに

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
「SRE」というテーマでこれだけ多くの人が集まり、盛り上がりを一緒に感じることができたのは、弊社としても大変有意義な時間となりました。

そして、運営スタッフの皆様には、準備段階から当日の運営までスムーズにサポートいただき、この場を借りて御礼申し上げます。
何よりも運営スタッフの皆様が楽しそうにされていたのが印象的でした!
今後ともご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

SRENEXT集合写真

もしカンファレンスを通じてクラウドサインの取り組みについて興味を持っていただいた方は、下記ページよりぜひご応募ください!

https://hrmos.co/pages/bengo4/jobs/00009103 hrmos.co