こんにちは、藤谷(𝕏@fujitanien05)です。 2024/7/1より弁護士ドットコム株式会社クラウドサイン事業本部 Reliability Engineering部 CREチームに転職して、1か月が経過しました。 何事も最初の新鮮な気持ちって大事なので、この新鮮な気持ちを残してみます。
クラウドサインのCustomer Reliability Engineeringについて
CREは「Customer Reliability Engineering」(顧客信頼性エンジニアリング)の略で、顧客の信頼性を担保することを目的としてGoogleによって提唱されました。
クラウドサインのCREチームでは、CREを「CREing Engineer(CREをやっているエンジニア)」と捉えています。 顧客がどんな課題に直面していて、根本的に何に困っているのかをエンジニアリングの視点から追求することが「CREing」であり、それをやるのはEngineerです。
CREはロールではなく文化や概念的なものです。顧客との信頼に対して責任を持つエンジニアの集団ではありますが、CREはロールではありません。 クラウドサインのCREチームではまず「エンジニアである」ことが求められるということを前提としております。
クラウドサインに興味を持ったきっかけ
自分とぴったり価値観が一致していたのがクラウドサインで、「CRE」という新しいエンジニア職があることに興味を持ちました。
また面接した際に説明を受けた以下のクラウドサインのValueについても共感しました。
クラウドサインのValue
Day0
- いま、あしたをつくろう
Customer Centered Design
- お客様のため、お客様が成功し、愛されるサービスを創る組織をデザインしよう
Be agile and Go fast
- アジャイルでいこう。爆速で進めよう
Professional with Respect
- プロフェッショナルであり、リスペクトを持とう
You & We
- 私たちはチームクラウドサインであり、あなたがその組織を変える当事者です
※2024年8月現在、このValueは事業部独自のものから全社的なものへ改定されましたが、今でも一つひとつがCREチームにとって大切な価値観です。
具体的には以下4つの軸にマッチしていました。
(1) Customer Centered DesignとYou & Weへの共感
私はいつも「この仕事の先には必ずお客様がいる」「お客様へ何らかの価値を届けられるのなら、役割を超えてでも行動したい」という意識がありました。
それがクラウドサインの「Customer Centered Design」(お客様を意思決定の中枢に置く)と「You & We(私たちは当事者)」 として言語化されていました。 組織全体でお客様のことを考えて、お客様の課題を深堀りしていくような組織体制があり、面接でもそれを感じ取ることができました。
面接ではCREing Managerの谷さんとお話したのですが、谷さんは以下の記事を書かれていて読めば読むほど頷きが止まらなかったです。
例えば以下の一文は前職でも日々つぶやいていたことなので心に響きました。
私は課題を見つけるヒントをくださった方には『ありがとう、あなたが相談してくれなければこの課題は見つけられかった』と必ず伝えています。もちろんその場で解決できない課題もたくさんありますが、顧客に対しても『今後改善できるポイントを指摘いただきありがとうございます』と伝えていただくよう、表現を配慮しています。『サービスの不便さや辛みを相談してくださる顧客も、私たちの協力者である』という考え方です
他にも会社のVision 「まだないやり方で、世界を前へ」 は、創造性を発揮して新たな価値を届けていくことを後押しする文化があることにも共感しました。
(2) 多くのユーザーに価値を届け、これからも大きく成長できる
私は 一人でも多くのユーザーの業務をテクノロジーの力で効率化して幸せにしてあげたい という気持ちが強く、成長し続けているクラウドサインなら、それが実現できると考えました。
クラウドサインは今も成長し続けており、その成長を支えるために顧客との信頼構築を大事にしていきたいと考えています。 入社した今、多くの方の生産性向上に役立つサービスをチームで提供していけることにも喜びを感じています。
(3) クラウドサインというプロダクトのことがもともとユーザーとして好きだった
私はもともと副業で契約書を交わすときにクラウドサインを使っているユーザーでした。クラウドサインするたびに、なんて便利なんだろうと感動していました。これがもし郵送、押印して印紙も必要だったら…と、考えるだけでも面倒だなぁと感じていました。
プロダクトを提供する側の価値観として、「自分が携わるプロダクトで一番自分がファンになる!」 ぐらいの気持ちで働くことが重要だと個人的に考えています。なので、入社してから人々の課題を解決するプロダクトに携わり、もっとクラウドサインのことを好きになって愛せそうだと思ったのも入社の決め手です。
(4) ユーザーに近いところでエンジニアリングの力でユーザーのお困りごとを解決したい
私はユーザーに近いところで発生した課題を解決していくことに興味がありました。CREは立場上、ビジネスとプロダクトの中間に立つことが多く、その視点があるからこそできる提案、改善は多々あり、プロダクトを改善してさらに価値を提供していけると考えています。なので、1人でも多くのユーザーに価値を届けるために日々改善していけるクラウドサインのCREは魅力的 でした。
入社して1か月経過してみての感想など
ワークフロー、ボット、自動化の仕組みがすごすぎる
Slackの通知がほとんどボットからじゃないか、というぐらいボットが大活躍しています。ユーザーのために本当に集中すべきことは何なのかを考えて、改善サイクルを繰り返して、さまざまな自動化がされている印象を受けています。
良い意味で超オープンでおもしろい
社名こそ「弁護士」ってついていてかたそうなイメージ持たれがちですが、まったく弁護士感はクラウドサインの中にはありません。むしろおもしろい人が多く柔らかく話しやすい印象です。
社内X(旧:Twitter)のような『times』という自分専用のチャンネルがSlackにあります。そこでは積極的な投稿と雑談が行われており、誰が何を考えているかが分かります。それがとても面白くていいなと思っています。
多様性を受容してくれて、自然に雑談できる環境
そしてなにより、多様性を受容してくれる環境で、新しい意見大歓迎 という価値観が根付いています。前職で何人かに「藤谷さんのような変わっている人でも受け入れてくれる職場だったら良いね」と心配されており、自分でも心配していたのですが、今となってはこの心配は皆無になっています。
入社したばかりの頃はどんな人がいるのだろうという不安感もありました。 シャッフルティータイムというランダムの雑談の仕組みがあったりして、リモートでも話しやすい環境が整っていて、今となってはとても居心地の良い会社だなと感じています。 ※シャッフルティータイムはクラウドサインに関わるエンジニアの中から、ランダムに選ばれた 4 人のメンバーで雑談ができる機会です。
懇親会も3回ほどこの1か月であり、多くの人と会話する機会がありました。
KnowWhoという1on1で自己紹介をし合う取り組みがある
弁護士ドットコムには「KnowWho」という、業務で関わりそうな人と1on1で相互理解を目的に話す取り組みがあります。クラウドサインは急成長フェーズということもあり、社員数が多く、入社したばかりの今、誰が誰だかわからない状況になっている中、この取り組みもとても良いなと感じています。
40名ほどとすでに話をしました。1on1の会話により、お互いに深い話ができたり、どんな価値観があるのかを教え合ったりしています。本当にクラウドサインには良い人がたくさんいるなぁと感じています。働くときは誰と働くかがとても大事です。良い仲間と出会えたことに感謝しています。
最後に
CREは「顧客にまつわる課題の真因を特定する」「課題の真因を根絶させる」という仕事を深く追求していく仕事です。他チームなどを巻き込みながら「顧客に成功し続けてもらうためのエンジニアリングによる支援」を社内外で行い、信頼を積み重ねていきたいという方。また以下のようなことに興味がある、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に働きましょう。
- CREという文化を広めたい
- 顧客の成功とエンジニアリング両方に興味がある
- 自分の工夫や改善でお客様を喜ばせたい
- 「これを解決すると誰がどう嬉しくなるのか」を考えたい
- 自動化、改善が好き
- チームを横断してのコミュニケーションが好き
- プロダクトの提供を通して課題解決するプロダクト志向に興味がある